整形外科とは
整形外科は骨、関節、筋肉などの運動器と脊椎疾患を担当する科です。具体的には慢性的な膝、腰、首、肩の痛み、手足の痛みやしびれなどで受診される方とケガをされて受診される方が多い科です。担当する疾患は加齢による変形性疾患、ケガによる外傷性疾患、生まれつきの先天性疾患に分けられます。
当院整形外科の特色
当院の整形外科では整形外科疾患を広く扱っていますが外傷治療の他、特に膝関節疾患、脊椎疾患、リウマチ疾患の治療に力を注いでいます。診察の後主としてX線、MRIによって診断を確定し、保存的治療(薬物療法、理学療法、ブロックなどの注射療法)を十分に行います。保存的治療が無効な患者さんには手術的治療をお勧めする事があります。また骨粗鬆症の疑いのある方には脊椎の骨密度を測定し、骨粗鬆症の早期診断、早期治療につとめています。
手術例集、治療成績など
保存的治療(手術を行わない治療法の事です)が無効な場合に手術を行っています。年間の手術件数は約570件で、最近3年間の内訳を次の表に示しました。下肢の骨折観血手術のうち70例前後は高齢者に多い大腿骨近位部の骨折です。膝関節では半月板損傷に対する半月板切除術・縫合術、前十字靭帯損傷に対する前十字靭帯再建術は全例鏡視下手術を行っています。代表的な脊椎疾患である腰椎椎間板ヘルニアに対してもほとんどの症例で顕微鏡視下の小切開手術を行っています。
また人工関節置換術や脊椎疾患で固定を要する場合のように出血が予想される疾患の手術の際は、貯血式自己血輸血(患者さんの血液をためておいて手術の際に使います)や、回収式自己血輸血(手術中・手術後に出血した血液を洗浄して再び体内に戻します)を導入し同種血輸血を回避するよう努めています。
| 平成20年 | 平成21年 | 平成22年 | |
| 上肢骨折観血手術 | 85 | 84 | 88 |
| 下肢骨折観血手術 | 116 | 109 | 96 |
| 人工骨頭置換術 | 26 | 25 | 22 |
| 人工関節置換術 (人工股関節置換術) (人工膝関節置換術) (人工肘関節置換術) |
37
(16) (21) |
44
(19) (25) |
58
(22) (35) (1) |
| 膝十字靭帯再建術 | 11 | 8 | 7 |
| 関節鏡視下手術(膝、肩、足) | 35 | 30 | 37 |
| 関節外科手術 高位脛骨骨切り術 反復性膝蓋骨脱臼手術 骨軟骨移植術など |
14 | ||
| 脊椎手術 (頚椎) (胸腰椎) |
134
(16) (118) |
124
(17) (107) |
131
(19) (112) |
| 腫瘍摘出術 (骨腫瘍) (軟部腫瘍) |
27 |
11 |
16
(3) (13) |
| 手の外科疾患 (手根管開放術、尺骨神経移行術など) |
12 | 15 | 15 |
| 切断 | 5 | ||
| その他 (抜去、アキレス腱縫合など) |
102 | 121 | 94 |
| 合計 | 585 | 571 | 583 |
西山 秀木 副院長(千葉大学卒業 昭和54年免許取得)
専門:関節外科・関節鏡
日本整形外科学会専門医
日本リウマチ学会専門医
日本関節鏡学会評議員
労働衛生コンサルタント
医学博士
今野 慎 第2診療部長(千葉大学卒業 昭和62年免許取得)
専門:脊椎外科
日本整形外科学会専門医
日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医
医学博士
太田 秀幸 リハビリテーション科医長(広島大学卒業 平成1年免許取得)
専門:リウマチ外科・関節外科
日本整形外科学会専門医
伊藤 俊紀 副医長(川崎医科大学卒業 平成12年免許取得)
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄外科認定医
医学博士
牧 聡 医師(千葉大学卒業 平成17年免許取得)

